Wind of Destiny

やる気の無い雑記帳

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想起(第1話(予定)

複数回にわけて、短編を書いてみる・・・予定です。
予定は未定なのでさてどうなるやら
まぁダラダラ書きます。
っていうか元は詩で書く予定なので題が微妙な恐れあり。
ま、そんなこんなで以下本文。


--------------------------------
事ある毎に呼び起こされる彼方の記憶。
今まで何度も、この記憶に悩まされ続けてきた。
もう俺を苛むな、と何度もつぶやいた。
だけど俺はまだ償ってない。
まだ何も返せてない。
まだ何も起こせてない。
だから彼方の記憶は俺を苛む。

秋の穏やかな陽光を受けた風景。
黄金に光る稲穂が、窓の外で風になびく。
俺を苛む記憶の一部。
穏やかな風景であるはずの忌憶。
もう何度、忘れようとしたのだろう?
でも結局忘れる事もかなわず。
なら償えばいい?
それが出来たら苦労はしない。
何をして償うのかも分からないまま。

俺が壊れそうになる度に。
全てを壊しそうになる度に。
時には宥め、時には諌め救ってくれた友人もいる。
そいつらにすら何も返せていない。
だが、君らといるその場所には何か足りない。
足りないものは分かってて、足りない理由は俺にある。
それを取り返すことが、出来ないから困ってる。
取り返す手段などないというのに。
まさに覆水盆に返らず。
一度零したものは永遠に戻って来る事はない。

消せない忌憶、消せない自分の罪。
取り戻せない時間、取り戻せないもの。
戻れない道、足元は薄氷。
糸の切れた凧は、風にその身を任せる。
また陽は落ちる、また陽は昇る。
また昨日の続きが始まる。
想いは強く、俺の体を縛り付ける。
あれから何年経ったのだろう?
今でも俺はあの日のまま。
--------------------------------
久々に部屋を掃除してたら、机の隅からこんなものが。
「なんだこれ?」
開いてみると、そんな長ったらしい、何が言いたいのかわからない文章が現れる。
裏をみると日付が書かれてる。
20XX/09/XX
そうすると…もう3年も前の事か。
掃除の手を止め、椅子に座る。
目を瞑り、3年前を思い浮かべる。
・・・・・・
コンコン
「掃除終わった~?
 って何してんの?」
ノックの必要があるんだろうか?
返事も聞かずにあけやがって。
瞑った目をあける。
回想してた過去にもある顔が、網膜に飛び込んでくる。
「んぁ?
 いやー懐かしいものみつけてさ。」
俺はそういうと、手に持ったままだった紙を渡す。
?マークが浮かびそうな顔をして受け取る。
暫く目を通してたが、あまりに難解な文章だったのだろう。
途中で顔をあげた。
「何これ?」
そろそろ頭の上に2つくらい?マークが浮かんできそうだな。
「それな、後ろ見ればわかるけど3年前に俺が書いたやつ。
 ま、別に誰に出す手紙ってわけじゃなくてさ。
 日記みたいなもんだ。」
「ふーん。
 読みにくいのは、まぁ徹の字だからしょうがないとして。
 何が言いたいのかさっぱりなんだけど。」
そう言ってもう一度手紙に目を落とそうとしてはっと気付く。
顔を再度あげ、こっちを向いてくる。
「そんな事はどうでもいいんだって。
 掃除は?!」
あー、掃除の最中だったっけ。
忘れてたんだが、そのまま言うと怒られそうだよなぁ。
「埃が舞ってたから空気の入れ替えしてたんだよ。」
「嘘でしょ?」
「いやマジで。」
「ふーん…ドア閉めて窓閉めて?」
…あーこりゃ負けた。
「スマン嘘だ。」
「まぁ早く終わらせてね。」
そう言って部屋を出る理穂。
掃除の続き…あーダルい。
いつの間にか机の上に返されてた手紙を引き出しの奥に仕舞い、
掃除を再開する俺。

続く(多分)
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