Wind of Destiny

やる気の無い雑記帳

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想起(第2話)

キャラが歩いてくれないので、とりあえず歩行器を貸してみた。
勝手に歩き出してくれると楽でいいんだが…
というわけで第2話。
まだまだ続く(予定)


チリチリと肌を焼く日差し。
一面の青空に雲はなく、そうなると当然日陰もない。
俺は何をするわけでもなく、ただ目の前にある空と海を眺めてる。
「……」
いつからこうなってしまったんだ?
2年前までは、これ以上ないってくらい順調だったのに。
「そっか、もう2年前なのか…」
理穂と別れてから、もう2年にもなるのか。
小中高とずっと一緒に歩んできた幼馴染。
親同士の仲が良くて、一緒に成長してきたような仲。
ガキの頃はまさか付き合うだなんて、想像すらしてなかった。
でもいつしか好きになってた。
幸せだった…
体を倒し、空を眺める。
夏の陽射しが目に痛い。
お互い好き合ってたはずなのに…、長く一緒にいすぎたんだろうか…?
付き合う前なら、何かあってもそのうち元通りになってた。
でもそう上手くいかなかった。
段々互いに積もらせていって爆発。
大喧嘩どころの話じゃなかった。
もう少しで理穂を殴ってしまうところだった。
そのまま俺は家を飛び出して、親戚の家に移り住んだ。
ま、親戚の家って言ったても、誰も住んでなくただ維持してあっただけ。
「ずっと一緒にいれると思ったんだけどな。
 何を間違えたんだろうな?」
暫く空を眺めていると、いつしか俺は眠りに落ちていた。

「うぁ…夜になってるし。」
高かった日はとうに落ちて、辺り一面夜模様。
そんな長い時間寝てたのか。
俺は近くに置いてあったバイクにまたがり、今宵の宿を探す事にする。
場末のビジネスホテルにチェックイン。
着く前に買ってあったビールを開ける。
「ふぅ…」
ぼーっと天井を見上げる。
安いビジネスホテルだけあって、天井には良く分からない染み。
壁の色もくすんでる。
ベッドは清潔そうなのが、妙に浮いてる感じ。
「妙に長く寝てたなぁ。
 夢はリアルだったし…。」
今から数年後くらいの俺が夢の中にいた。
別れた時より幾分落ち着いた感じの理穂もいた。
俺たちは一緒に暮らしてた…
「あー気分悪い。
 なんでそんな夢見るんだよ。
 もうそんな事、ありえるわけがないんだよ…」
自らが閉ざしてしまった、目指してた未来が夢の中にはあった。
暖かく幸せな、有り得る筈の無い未来が。
「目覚めたく無かったのかな?」
何の気無しにテレビをつけると、ちょうどドラマがやってた。
恋愛物のようだが、気乗りせずにすぐチャンネルを変える。
愚にもつかない番組、これまた見る気がしない。
結局テレビは消す事にした。
風呂からあがって、再度テレビをつけるものの、やっぱり見る気はしない。
携帯をみると、着信履歴1。
古くからの悪友からの着信。
まぁ掛けてやるか。
Trrrrr
「もしもーし。」
数度コール音をならすと、良く知った声が出てくる。
「よぉ、どうした?」
「お前どこいるんだ?
 また旅出てんのか?」
こいつと後1人の悪友だけが、俺が旅に出まくってる事を知ってる。
大学も辞めて、バイトをしては旅、の繰り返しをしてる。
「あぁ、また出てる。
 どうしたんだ?」
「いや旅に出てんならいいよ、飲みに誘っただけだし。
 またな。」
「おう、また。」
ガチャ
電話が切れる。
そろそろ財布の中身も寂しくなってきたし、またバイト探すかな。
夢の中で生きれたら、どれだけ楽なんだろう。

続く(かもしれない)
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