Wind of Destiny

やる気の無い雑記帳

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(タイトル保留…)

タイトルが思い浮かびませんでしたorz
次回までにはちゃんとタイトルつけよう…
というわけで新規短編小説スタート
今回もダメダメなクオリティ全開でいきますよっと('A


「…んぁ?なんだこりゃ?」
寝ぼけ眼で素っ頓狂な声を上げる少年。
無理もないかもしれない、いきなり体が空に浮いてれば…

「なんだこれは?どういう事だ。」
いきなり体が宙に浮いてる割には、比較的普通の声を…だそうとしてるようだが。
その声は空気を揺らすことなく、ただ少年の頭の中に響いてる。
「こういう時は、まず過去をさかのぼって思い返すべきだ。
 まず…昨日夜何してた?えー、ゲームだな。
 その後どうした?風呂入って酒飲んで…飲んで…。
 そこから先を覚えてないなぁ。」
思い出そうと記憶を探る、がしかし何も引っかからない。
そもそも未成年であるはずの少年が飲酒、まぁこれは珍しい事でもない。
「そうかきっと夢だなこりゃ。」
短絡的である。
「よしちょっと覗きでもするか、夢ならなんでもありだろ。」
またもや短絡的である。
年頃の少年というものは、大体こうなのかもしれないが。
しかし一向に動こうとしない、ではなく動かない少年。
「…えーっとどうやって移動すりゃいいんだ?」
動けない、が正解だったようである。
羽ばたいているつもりだろうか、腕を大きく動かしたり、
泳いでるつもりだろうか、手足をジタバタさせている。
だが一向に動ける気配はない。
そうこうしてるうちに、昇り始めだった太陽は、いつしか最高点に達していた。
眼下には昼間の世界が動いている、が結構な高さにいるようでいまいち良く見えない。
もがくのは辞めて、思考を巡らせているようだ。
(暑くもないし寒くもないから、多分夢なんだよなぁ。
 しかし夢の割に思う通りに動けないしなぁ。
 もしかして俺は死んだのか?いやそんな馬鹿な。
 死んだなら、こういう何もない状態じゃなくて天国とか天国とか天国とか。
 もっとそういうところに行ってるはずだよな。)
どこまでも都合の良い考え方である。
天国を3回も言っておきながら、地獄と言う発想はないようだ。
「もう一回寝たらきっともとの世界だな、よし寝よう。」

最高点に達していた太陽がそろそろ地面にキスする頃。
「うーん、やっぱりこのままか。
 どうすんだよこれ…。」
流石に途方に暮れ始めている。
「やっぱ俺死んだのかな?
 でもこういう状態だとしてもだ、天使とか神様とか女神様とか。
 なんかしら来て状況説明してくれるものじゃないのか?」
呆れるほど都合の良い考え方しかしないようである。
死んだんじゃないか?と思うようになったのは、進歩と言えなくはないかもしれない。
「困ったなぁ…。」
・・・・・・
世界を照らしていた太陽は地面に沈み、妖しげな光の月が空を満たす。
今日は満月のようである。
「俺ずっとこのままなんだろうか?」
そろそろ出ていってやろうか、いやもうちょっと放置しとくか。
まぁ放っといても話は進みそうにないからな。
『そのままって事はないけど、死んだのは事実だな。』
「だ、誰だよ。何処にいるんだ?」
辺りに視線を巡らせているが、当然誰もいない。
『目ぇ閉じてみな?』
「…こうか。お前誰だよ。」
ようやく見えたようだ。
『死神族霊魂管理部人間担当課無所属担当係極東班、という肩書きはあるんだが。
 別にお前もそれが聞きたいわけじゃねぇだろ?』
「死神…ちょっと待てやっぱり俺死んだのか?
 ってかこういう時は死神じゃなくて天国とか天使とか女神とか天国とか…」
必死に何かを抗弁しようとしてるが、その姿は滑稽ですらある。
『うるせぇよお前。
 そんなに天国や天使や女神が良けりゃ、生前にそういうのに所属しとくんだったな』
所属の前に死神について。
えてして死神とは悪者の印象で取られるのだが。
大元を辿れば魂を刈り取る農耕の神。
迷わせないように導くのが仕事である。
次は所属について。
生前何を信仰してたか、というくらいの事である。
この所属で何が変わるかといえば、魂の送り届け先が変わる程度。
送り先次第では、転生する事もあるし、最後の審判までそこで過ごす事もある。
まぁ最後の審判ってのは起こりえないから、そこで永遠を過ごす事になるのだが。
最近では科学、という信仰というのも馬鹿馬鹿しいようなものが蔓延ってるせいで、
無所属担当班の仕事が急増してる。
所属魂と違い、無所属魂というのは処理も煩雑なのである。
既に許容枠を超えてる無所属域、出来るだけ無所属域に運びたくないのである。
現在目下無所属域は領域拡大に奔走中。
つまり運ぶのか、はたまたどうするのかは担当員に任されてる。
長々と説明してたせいか、少年はダルそうにしている。
「つまりどういうことだ?」
『俺次第で、もしかしたら生きてる人生を続ける事が出来るかもしれない、って事だ。
 ちなみにだ、死神の中にも女はいるぞ、残念だったな。』
「じゃぁ生き返らせてくれ、いやその前に女の死神に会わせてくれ。」
『アホかお前。今どうやって俺を見てるんだお前は。』
「目を閉じて…あー言いたい事は分かった気がする。」
非常に残念そうな表情を作る。
ここまで正直だと、まぁ悪評価ではない。
高評価もつけてやれる事はないが。
『分かったみたいだな。
 魂だけになった瞬間、俺等は強制的にその魂に付属する。
 だから選べないし変更も効かない。』
「それで、何をすればいいんだ?」
『お前は何がしたいんだ?』
「とりあえず…動けるようにはなりたいんだけどさ。」
結局1日経っても動ける事はなかったようだ。
これも人に寄って差があるようで、早い人はすぐ動けるようになる。
遅い人は…結局いつまで経っても動けず、死神が強制的に無所属域に持っていく事になる。
最近は諦める奴が多い、嘆かわしい事だ。

死神と幽霊になった少年が織り成す先の見えない話。
はたして少年は生き返れるのか、無所属域へ行くのか。
はたまた魂を消滅させられてしまうのか?
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