Wind of Destiny

やる気の無い雑記帳

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

(タイトル保留…)その2

結局タイトル決めてNEEEEEEEEEEEEEEE orz
まぁタイトル未定のまま第2回
2話を書くまでに時間掛かったのは、仕事が忙しかったかr…ではなく。
仕事中にゲームしまくってたからですはい(





「で、どうやって動くんだ?」
『知らん。』
即答されて絶句する少年。
死神と幽霊ではそもそもの在り方が違う。
実は知らないわけではないのだが…
『動くの諦めるか?』
「そうすると、無所属域だっけ?そこに連れていかれるんだろ?
 ってことはつまり生き返れないんだろ?」
『そういう事になるな。』
「嫌だ。」
強く言い切る。
『そうか。』
そこで話が途切れる。
続きが無いと読み取った少年は、じたばたもがくのを再開。
しかし体は動くだけで、前にも後ろにも上にも下にも。
何処にも移動は出来ていない。
宙吊りの様…ではなく実際宙に浮いてるわけだ。
『あのなぁ…、お前どうやって動こうとしてるんだ?』
暫く見守っていたが、耐え切れず口を挟んでしまう。
「どうやって、と言われてもなぁ。
 体自体は動くんだから、どうにかしたら移動できるんじゃないのか?」
『理解力の無い奴だな、お前は。
 死んでるってのは理解出来てるのか?』
「そりゃなんとなくは。」
ちょっと不安げである、まだ信じきれてないのかもしれない。
夢だとしたら、長すぎる夢だとは思うが。
『死ぬってどういう事か、まぁ細かく説明する気はない。
 肉体が無くなるってのは理解できるか?』
「幽霊なんだろ?俺。
 体があるわけないじゃん。」
それで話が終わりとばかりに、口を閉ざす。
半端に話を切られた少年は、訝しげな表情を浮かべる。
暫く経つと、今度は唸り始めていた。
「んー、あー、うー。」
気味が悪い。
もっとも、空気を振動させているわけではないので、
この呻きにも似た声が認識できるのは二人だけ。

夜が明ける。
宙に浮かんでから二度目の朝を迎える少年。
未だに移動できない。
死神は、少年の魂の中で、何も考えずただそこに居るだけ。
少年は、物言わない死神を気にするでもなく、時にもがき時に呻くだけ。
(体自体は動く、理解力がない。
 体がない、死んでいる。
 一体何が何なんだ?)
死神に言われた事を反芻。
しかし回答が見当たらない。
『あー…、教えてやるよ。
 お前が理解してる動き方ってのは、物理力に作用する動き方だ。
 体がないのに物理力に働きかける事なんて無理な事なんだよ。』
呆れたような口調。
「じゃぁなんで体そのものは動くんだよ。」
『自分の体は、意識してなくても動かせるもんだ。』
そういうとまた口を閉ざしてしまう。
(情報の小出しはやめてくれよ…)
『断る。これが面白いんでね。』
意地が悪いというかなんというか。
だが小出しにするあたり、まだまだ優しいほうなのかもしれない。
またもがき始める少年。
今度は、自分がどうやって動いているか確認するかのように。

また月が昇る。
まだまだ移動できる気配はない。
「あーもうダルい。
 いい加減答え教えてくれよ。」
『…』
死神は何も応えない。
諦めて空を見上げる。
晴れた夜空は星や月が輝いてみえる。
「夜空なんて、見たの何年ぶりだ?」
少年は目を閉じ回想する。
まだ少年の父親が生きてた頃、一緒に行ったキャンプで見た夜空。
普段生きてる世界より澄んだ空気、より輝いて見える夜空。
「あれは綺麗だったな…」
目を開け今の月を見やる。
急に陰る月。
鳥…にしては妙に先鋭的というか…。
その鳥のような物体は、月への視線を遮ったまま少年の方へと降りてくる。
「うわっ。」
身を捩り、かなりの速度で落ちてきた何かを避ける。
視線を下に向けると、既にいなくなってる。
「な、なぁアレ何?」
死神に語りかける少年。
『鳥じゃないか?』
嫌な笑みを浮かべている死神。
「そんなわけないだろ。あんな鳥見たことねぇよ!」
声を荒げる少年に、死神は冷ややかな眼。
『じゃぁ違うんだろ。』
「何か知ってるんじゃないのか?」
『まぁ教えてやるよ、鳥は鳥で間違いない。
 ただしお前等の生きてた世界の鳥じゃない。
 世界の狭間に浮遊してる魂を食らう、どの世界にも属せない生命体だ。』
そういって少年に、妙な視線を向ける。
少年も何を意図してるのか分かったようだ。
「その世界の狭間云々って、まさかとは思うが…。
 今の俺みたいな?」
『そういう事、まぁ魂が食われりゃどこにも行けないどころか消滅確定。
 俺は対象消失で職場に戻るだけだしな、食われちゃえよ。』
その言葉に呼応するかのように、再び現れる鳥。
先ほどにも増した速度で向かってくる。
「ちょ、どうにかしてくれよ。」
『好きにすれば?』
そんなやり取りをしてる間に、既に眼前に迫っていた。
「うああぁぁぁぁぁぁぁ」
スポンサーサイト
Novel | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<7/2GvG | ホーム | 転生>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。